ありし日の鉄道橋、ジオラマで再現 都立高生、豪雨被災地に思いはせ

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大木理恵子
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 昨年7月に九州を襲った豪雨災害で流失したJR肥薩線の球磨(くま)川第一橋梁(きょうりょう)(熊本県八代市)が、ジオラマでよみがえった。手がけたのは東京都立大崎高校(品川区)ペーパージオラマ部の生徒たち。8月に都内で開かれた「鉄道模型コンテスト」で入賞した。部員一人ひとりが遠く離れた被災地を思い、製作に励んだ。

 部は、海外の駅や建物など、実在する場所をモチーフにしたジオラマ製作に取り組んでいる。大会に向けた作品づくりのほか、児童センターでペーパークラフトを教えるといった地域貢献活動にも取り組む。

 ジオラマにはケント紙を使う。組み立てに必要な設計図は、プロの設計士が使うパソコンアプリで部員自身が作製。製作費を抑え、再現度にもこだわるため、ジオラマ用の既製の部品はほとんど使わないという。

 昨年7月の豪雨災害では、九州では関連死を含めて79人が死亡し、2人が行方不明に。熊本県南部の球磨川流域は特に甚大な被害を受けた。

 球磨川第一橋梁など明治期に建造された鉄道橋も、このとき流された。部員の一人、周防(すおう)穂奈美さん(3年)は祖父母が熊本県内在住。周防さん自身も小学2年まで県内で過ごしたという。「ニュースを見てびっくりした。(被災地を)助けたいなという思いがあった」

 橋を紙で再現してみないか―…

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