表の世界にやってきたパインアメ「中の人」 実はゆるくない広報戦略

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西田理人
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 公式ツイッターの「中(なか)の人」が、ラジオDJに――。フォロワー数15万人超を誇るパイン株式会社(大阪市)の公式アカウントの担当者が、140字の世界を飛び出した。現れたのはラジオブースのなか。「ついに表の世界に……」と恐縮しきりの本人に、企業PRの心得を聞いた。

 「こんばんは、中の人マッキーです」

 ラジオから聞こえてきたのは、女性らしき人物の声。抑揚から想像するに関西出身だろうか。ツイッター上で見かけるテンション高めの投稿とは違い、声のトーンは驚くほど落ち着いたものだった。

 7月から期間限定で放送中のFM大阪「はれ、のち、パインアメ◎」(毎週日曜午後6時半)。パイン公式アカウント(@pain_ame)に日々投稿する「係長マッキー」さんが、DJを務める25分番組だ。「甘酸っぱい思い出」など、リスナーのお便りを読みながら、梅山茜(あかね)アナウンサーやET―KINGのコシバKENと、ほのぼのトークを展開している。

 「表に出ないから『中の人』のはずなのに」とマッキーさんは困惑するが、実はこれまでもお手製のかぶり物をつけてテレビやイベントに出演した経験はある。「ただ、そのときは話せない設定でした」。本名はもちろん、性別や入社年、本当の役職も非公表だが、収録には思い切って地声で臨み、かつてないほどの素をさらけ出している。

 PRの手段としていま、企業…

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