幕で目隠し、観覧自粛呼びかけ 岸和田だんじり祭、市民に不安の声も

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西江拓矢
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 「岸和田だんじり祭(まつり)」(大阪府岸和田市)が18日午前、同市中心部で始まった。コロナ禍で昨年は75年ぶりに事実上の中止となり、2年ぶりにだんじりの引き回しがあった。感染防止のため、運営団体と市が「無観客」として観覧自粛を呼びかけた。緊急事態宣言下での開催に市民らから不安の声も上がるなか、一部の町が引き回しの自粛を決定。異例の祭りとなった。

 「そーりゃ、そーりゃ」。18日早朝、台風14号の影響で雨が降る中、だんじりの引き回しが始まった。南海電鉄岸和田駅前では、勢いよく走ってきただんじりが引き手とともに角を一気に回る「やりまわし」が行われた。周囲は、関係者以外の立ち入りを制限。さらに、観覧できないよう目隠しのための幕が張られ、観覧自粛を呼びかける紙も掲示された。沿道には地元の人らの姿があり、70代女性は「この時期に祭りがないと寂しい」と話した。

 江戸時代から約300年の歴史があるとされる伝統の祭り。2年前は約40万人の観光客らが集まった。しかし、昨年は引き回しをせず、一部神事のみとした。

 祭りは、各町から選出された…

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