帰ってきた阪神・高橋遥人が初勝利 優勝へ埋まるか、6人目のピース

KANSAI

内田快
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 (18日、プロ野球 阪神タイガース1―0中日ドラゴンズ)

 わずか8球。阪神の高橋遥人は圧巻の立ち上がりだった。

 先頭の京田陽太は直球1球で二ゴロに仕留める。渡辺勝は外角へのスライダーで空を切らせて3球三振。大島洋平からも追い込んでからの4球目、低めのスライダーで空振り三振を奪った。

 今季初登板だった9日のヤクルト戦は一回に5失点と打ち込まれた。矢野燿大(あきひろ)監督は「前回はスライダーを使う前にやられた。立ち上がりから飛ばしていってくれた」。別人のような投げっぷりをたたえた。

 入団4年目。「左のエースに」と期待されながら、キャンプで右脇腹を痛めて離脱した。昨季もケガで出遅れた25歳は「何回もケガをしている中で今回が一番、苦しい期間が長かった。チームに迷惑をかけたので」。

 気負いがあった。試合前、仲間に言った。「腕がもげても投げる」。すると、控え捕手の坂本誠志郎から「腕がもげたら投げられへんやん」と突っ込まれた。「和ませてもらいました」。ちょうどいい緊張感で左右の低めに球を集め、7回2安打10奪三振。今季初勝利をつかんだ。

 チームの先発ローテーションは開幕から青柳晃洋(こうよう)、秋山拓巳(たくみ)ら5人はほぼ固定されている。だが、6人目がなかなか定まらなかった。矢野監督は「持っている力が高いのは認めているところ。優勝するには(高橋)遥人が帰ってくるのは一つの大きな要素」。残り30試合のスパートへ。先発陣の陣容は固まった。(内田快)

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