目に見えない音を青色で表現 鹿児島市の長島美術館

町田正聡
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 目に見えない「音」を青色を基調にした作品で表現する美術家いちだみなみさんの企画展「青いろの世界 いちだみなみ展」が、鹿児島市武3丁目の長島美術館で開かれている。

 横浜市生まれのいちださんは中学・高校を鹿児島で過ごし、金沢美術工芸大を卒業後、鹿児島県内で制作活動している。

 展示は、パステル画やアクリル画、立体作品、映像など約40点。森の中で耳を澄まして聞こえてきた鳥のさえずりや、海や空を見たとき感じた心の音などを大小の丸を使って描いたり、球体で表現したりしている。丸い形は、分子から地球、音符まですべてのものの根源の形だという。作品の多くは、幼いころ与論島奄美大島で見て心に残る青色で彩られている。「しゃんしゃん」という神社の鐘の音を、モノクロや金色の音の粒が集まっては弾けていくイメージで表現した作品もある。

 同館広報担当の下諸香南さんは「涼しげな青色と、目に見えないものを形にした気づきの世界を楽しんでください」と話す。

 展覧会は26日まで(21日は休館)。入館料は一般1千円、高校・大学生800円、小中学生400円、65歳以上500円。問い合わせは同館(099・250・5400)へ(町田正聡)