新規感染者はピークの約13分の1 日常戻るインド、なお警戒感も

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 今年4~5月に新型コロナウイルスの感染爆発が起こったインドはいま、感染者数が大幅に減り、通常の生活を取り戻しつつある。病床がなく、酸素を求めて人々がさまよった事態は収まったが、感染再拡大への警戒感も強い。奈良部健

40万→3万人に

 ニューデリーでは6月に外食店の営業が再開した。密にならないよう座席の間隔をあけて座る規制は残っているが、いまは人でごった返す店も出ている。南インド料理店のマネジャー、イランゴさんは「30分並ばないと入れないほど客足が戻ってきた」と笑う。

 インドは感染力の強いデルタ株が最初に見つかり、ピーク時には1日の新規感染者数が40万人を超えて世界最悪の状況になった。だが、現在は3万人前後の水準まで減り、人々の表情も明るくなった。

 ニューデリー在住のIT技術者シャイレン・ゴエルさん(50)は8月上旬、郊外の別荘に親族27人を招いた。一緒に食事をし、その後は歌ったり踊ったりして夜を明かした。

 それまで1年以上、コロナの感染防止を優先し、親族が集まる機会をつくれなかった。今回は幼児から高齢者まで集まったが、22人はすでにワクチンを2回接種し、4人は感染した後で回復していた。新たな感染の波が再び来るかもしれないため、その前に集まりたかったという。

 ゴエルさんは「久しぶりにみなでハグをし、心から楽しんだ。もうコロナは終わったような気持ちになった」と喜んだ。

 急激に感染が減った理由は、実は明確ではない。

 専門家らが効果的だったとの…

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