人情家ボクサー、22日世界戦に挑む Tシャツに込めた思いとは

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伊藤雅哉
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 人情味あふれる苦労人ボクサーが、世界戦のリングに上がる。世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級1位の矢吹正道(29=名古屋・緑ジム)が22日、京都市体育館で王者の寺地拳四朗(29=京都・BMBジム)に挑戦する。

 矢吹は17歳で父になり、仕事との両立に悩みながら勝ち進んできた。無敗のエリート王者との対照的な対決だ。

 この一戦にかけてきた。矢吹は昨年、日本王者になった後も、ボクシングの収入だけでは家族を養えず、自営の建築業を続けてきた。

 だが、この世界戦が決まると仕事をセーブして練習に励んだ。勝って人生を変えるためだ。「自信はあります」と言い切った。

 大一番に向けて、Tシャツを作った。支援してくれるスポンサーの広告にまぎれ、「Renshi」の文字が入っている。昨年3月、21歳で亡くなった田中蓮志さんのことだ。

 田中さんは、矢吹とは別のジ…

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