石川遼が悔し泣き 30歳で初の大会 ホストプロの役割果たせず

畑中謙一郎
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 男子ゴルフのANAオープン最終ラウンドは19日、北海道北広島市の札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース(パー72)で最終ラウンドが行われ、10位から出た石川遼はパープレーで、16位に終わった。

 石川のクラブが真っ二つに折れた。

 17番パー5の第2打。木の根元近くにあったボールを打った直後、クラブのシャフトが木に触れ、折れた。

 パーでしのいだものの、ショックは隠せない。「折れるのは覚悟していた。全部大事なクラブなんですけど、5番ウッドはちょっと信頼できるクラブだったんで」とポツリ。

 前日の10位からの巻き返しを狙った最終日。調子は良かったはずだが、スコアを伸ばせない。

 前半の9ホールはすべてパー。後半も1バーディー、1ボギーと苦戦し、パープレーの72。結局、16位に後退した。

 石川にとっては、特別な大会だ。主催の全日本空輸とは長らくスポンサー契約を交わす、いわゆるホストプロ。2015年には優勝経験もある。

 今大会期間中に30歳を迎えた。コロナ禍で昨年は中止に追い込まれている。関係者の尽力で2年ぶりに開催にこぎつけた今年の大会には、期する思いもあったのだろう。

 「こんなゴルフではしょうがないと思うんですけど。なんか疲れがどっと出てきました」。そう言って、石川の目から涙が止まらなくなり、記者会見が終わった。(畑中謙一郎)