北海道・旭川市長選告示、新顔2人が立候補 衆院選前に与野党が争う

井上潜、本田大次郎
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 北海道旭川市長選が19日告示され、無所属新顔の元衆院議員秘書今津寛介氏(44)=自民、維新、新党大地推薦=と、無所属新顔の元道議、笠木薫氏(64)=立憲、国民、社民推薦=の2人が立候補を届け出た。市議補選(被選挙数3)には4人が届け出た。同市では道議補選(同2)も告示されており、次期衆院選の前哨戦として、与野党が争うトリプル選となった。投開票は26日。

 市長選は西川将人前市長が、立憲公認で衆院選道6区から立候補するため辞職したことに伴い実施。道6区には自民から前道議の東国幹氏、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」から政治団体代表の斉藤忠行氏も立つ予定だ。

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旭川市長選の候補者に拍手を送る支援者たち=旭川市

 今津氏は市中心部で第一声。「旭川市がこの15年間、なぜ停滞してきたのか。行政に責任がある」と前市政を批判。「発展を取り戻すには、国政、道政と連携して、政治の光を旭川に届けていくことが必要だ」とアピールした。

 市議補選候補と一緒の出陣式では、東氏も壇上に立ち、自民や維新の国会議員のほか、推薦した公明総支部の道議らも駆けつけた。

 笠木氏はJR旭川駅そばで第一声。「33万の旭川市民には、33万通りの生き方がある。多様性を認め合う街をみんなでつくろう」と訴えた。そして「旭川には無限大の可能性がある。埋もれている財産を掘り起こそう」と呼びかけた。

 西川氏も演説したほか、立憲の国会議員らも姿を見せた。笠木氏は、共産の地区委員会が加わる団体からも支援を受ける。

 市長選では新型コロナウイルス対策や、市内で女子中学生がいじめを受けたとされる問題への対応などが争点になっている。コロナ対策について今津氏は「国や道とのパイプをいかし、ワクチンを大量確保する」とし、笠木氏は「接種促進のため、事業所へ2日間の休暇付与をお願いする」とする。いじめ対策として今津氏は、市長直属のいじめ110番設置を、笠木氏はいじめ防止条例の早期制定を掲げる。

 また、市役所の組織改革について、今津氏は「国や道の地方創生に精通した市政補佐官の配置」を、笠木氏は「女性副市長を実現させ、女性視点のまちづくり」を訴えている。

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旭川市長選には2人が届け出た=2021年9月19日午前10時54分、北海道旭川市

 市議補選には自民、立憲、共産の公認が各1人、無所属で自民推薦の候補が1人、立候補した。

 18日現在の有権者数は28万4984人。(井上潜、本田大次郎)