横山・朝日アマ名人、3回戦で都成七段に惜敗 将棋の朝日杯

佐藤圭司
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 第15回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)にアマチュア代表10人のうちの1人として出場した朝日アマ名人の横山大樹(だいき)さん(31)=札幌市白石区、会社員=が19日、大阪市福島区関西将棋会館で指された1次予選3回戦で都成竜馬(となりりゅうま)七段(31)に90手で敗れた。これでアマ10人全員の敗退が決まった。

 横山さんは8月8日に関西将棋会館で指された1次予選1回戦で折田翔吾四段(31)に勝利。引き続き同日に同所で指された1次予選2回戦でも畠山鎮(まもる)八段(52)に勝利。3回戦進出を決めていた。

 関西の若手強豪の一人、都成七段に横山さんが挑んだ本局は、振り駒の結果、横山さんの先手と決まり、定刻の午前10時に対局が始まった。

 戦型は矢倉。「中盤あたりはポイントを挙げることが出来たかなと思っていました」と都成七段。両者40分の持ち時間を使い切り、1手1分未満で指さなくてはならない「1分将棋」に突入した後、「終盤で読みに無い手を指され、対応が難しく、ちょっとまずい展開になったと思っていました」と都成七段。横山さんの69手目▲4四銀が、都成七段の「読みに無かった」手で、その後、横山さんが猛攻。激しい攻め合いとなったが、午前11時47分、90手で都成七段の勝ちで終局となった。

 終局後、勝った都成七段は「最後は(自分の)負け筋もかなりあった。かなり幸運だったと思います」と激戦を振り返った。横山さんについては「横山さんとは初対局ですが、(棋譜などから)終盤が特に強い印象がありました。実際に対局してみて、(終盤で)読みに無い手を指され、指し手に迫力を感じました」などと話した。

 敗れた横山さんは、本局を「序盤は主導権を握りにいき、それなりの序盤と思っていたのですが、その後、都成先生にうまく立ち回られて、苦しいと思っていました。印象にのこっているのは▲4四銀あたり。最後は、もしかしたら勝ちがあったかもしれません」と振り返った。今回の朝日杯の3局については「自分らしさと実力を出し切れて、対局という場を楽しめて、すごい貴重な経験をさせていただきました。今後に生かせたらと思います」と話した。

 今回の朝日杯には今年3月の朝日アマチュア将棋名人戦全国大会の上位者らアマ10人が出場。3人が2回戦に進んだが、3人のうち2人はすでに敗退。ただ1人勝ち残っていた横山さんが今回の3回戦に挑んでいた。(佐藤圭司)