オリックス、優勝争い知るベテランが2発 監督「いつもやってくれ」

佐藤祐生
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 (19日、プロ野球 オリックスバファローズ4―1埼玉西武ライオンズ)

 豪快な2発だった。オリックスのT―岡田がアーチでチームを勢いづけた。

 1点を先取された直後の四回2死、初球をとらえて右翼席上段に同点ソロを放つ。さらに2―1の八回1死二塁でも、甘い直球を再び右翼席に運んだ。どちらの本塁打も「完璧でした」と笑顔を見せ、「最近、全然アカンかったので何とかしたかった。いいところでいい仕事ができたかな」。

7年前の優勝争い

 16年目のベテランは、7年前も優勝争いを経験している。2014年、チームは首位を走ったものの、後半ソフトバンクに追い上げられ、勝率で2厘差の2位に終わった。「あの頃は上の人がたくさんいて、自分も引っ張ってもらっていた」

 悔しさを味わった33歳はいま、こう話す。「若手にやりやすく、実力を発揮できるような雰囲気を作ってあげる立場だと思っている」

 9月上旬にロッテに首位を奪われた現状は、当時と重なる。10日からの遠征中は負けが続き、「みんな頑張っているけど、それがいい方向に行っていなかった」。選手を集め、「基本に立ち返ろう」とミーティングを主導。自身も映像を見てスイングを見直した。

 7試合ぶりの本塁打で通算200号まであと1本に。「16年間お世話になっているところなので、(200号は)京セラで打てたらいいな」。正念場で吉田正尚やジョーンズなど主力の離脱が相次ぐが、「きれいな安打じゃなくていい。全員でつないで、1試合ずつ勝ちに向かっていく。今までもそうやってきた」。冷静にそう語る背中は頼もしい。(佐藤祐生)

いつもやってくれ

 中嶋監督(オ) T―岡田が2本塁打。「きょうはそれに尽きる。T(―岡田)よくやった。いつもやってくれ」

 山崎福(オ) 6回1失点で自己最多の6勝目。「本当はもっと勝たないといけないので、あまり意識していない」