「パフェ食べるところない」嘆く高校生、自力で開発 活性化に一役

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熊谷功二
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 山形県新庄市の高校生たちによる地域活動チームが地元を活性化させようと、様々な発信を続けている。8月下旬に開かれた新庄まつりでは山車(やたい)の制作から解体までを動画に撮影し、インターネットで配信した。中心商店街を知ってもらおうと、映画作りも進めている。

 チームができたきっかけは、高校生たちの嘆きだった。「新庄にはパフェを食べるところがない」

 新庄市本町でフィットネスクラブを経営する富沢洋一さん(46)は「だったら自分で作って、売るところまでやってみたら」と持ちかけた。2019年12月、富沢さんを代表に地域活動チームWATS(ワッツ)を結成。手始めに高校生7人が集まってパフェを開発し、昨年10月のイベントで販売した。

 WATSは「We ask inspiration to the sky」(空にアイデアを求める)の略で、1期生が考えた。いまは2期生として、新庄神室産業高と新庄東高の生徒計10人が参加。今期は動画撮影と音楽活動、映画制作を活動の柱にする。

 8月24日から26日にかけて開かれた新庄まつりでは南本町若連の山車作りに関わった。倉庫に保管してある山車の台や上部の館などの飾り物を車に載せ、山車小屋まで運搬。本番では引き手も務めた。一連の様子を撮影した動画は、ユーチューブのチャンネル「Team WATS」で配信した。

 新庄まつりは約260年の歴史があり、16年に国内の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録された。しかし、担い手不足に加えて資金面の課題などもあり、参加団体は減少傾向にある。南本町若連の代表、阿部和弘さん(64)は「まつりのプロセスを見てもらって、将来、受け継いでもらえればいいかなと思っている」と期待を込める。神室産業高2年生の小野聖香さん(17)は「新庄まつりは昔からある行事で、それに協力できるのは名誉なこと」と話した。

 撮影を計画している映画は青春劇で、中心商店街を主な撮影現場にする。すでに脚本を作り、これから出演者を募集。来年3月にユーチューブで公開する予定だ。

 そのほか、街づくりゲームの…

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