ミナミコアリクイの赤ちゃんすくすく

岡田和彦
【動画】ミナミコアリクイの赤ちゃんすくすく=岡田和彦撮影
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 伊豆シャボテン動物公園(静岡県伊東市富戸)で南米原産のミナミコアリクイの赤ちゃんが、子育てが苦手な母親に代わり飼育員の世話を受けながらすくすくと育っている。

 赤ちゃんはオスのドン(推定13歳)とメスのココア(9歳)の5番目の子として8月17日に生まれたオスで、イクと名付けられた。ココアは出産を重ねるごとに母性が見られるようになったといい、誕生当日にはイクを抱く様子が見られた。だが、翌日には放置してしまったため、保育器で人工哺育を始めた。

 飼育員の滝口優さん(27)はイクの兄姉4匹も担当しており、1日5回、3時間おきに授乳するなどしている。誕生時の体重は370グラムで5匹の中で一番大きく、現在は順調に体重が増えて1キロほどになったという。「ミルクの温度などこだわりが強い子。どんな子に育つか楽しみ」と話す滝口さんにイクはすっかり懐き、抱きつくなどして甘えている。

 家族に合流させるための取り組みも始めている。母子の様子を見ながら絆を深めるよう、ココアとイクが触れ合う時間を増やしている。イクをおんぶしての散歩など、ほほえましい姿を見るチャンスが増えそうだ。(岡田和彦)