北アルプス槍ケ岳、地震で落石相次ぐ 7人が一時立ち往生、1人負傷

高億翔
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 19日午後5時20分ごろに発生した岐阜県飛驒地方を震源とした地震の影響で、震源に近い北アルプス槍ケ岳で落石が相次ぎ、登山中の男女計7人が立ち往生し、長野県警に救助を要請した。県警は20日朝から、ヘリでけが人1人を含む4人を救助。残る3人は自力で槍ケ岳に登頂し、その後県警が無事を確認した。

 大町署によると、地震があった19日午後5時20分ごろ、槍ケ岳北鎌尾根(標高約2900メートル)を登っていた愛知県一宮市の会社役員男性(56)から「落石が発生して行動不能になっている」などと通報があった。同じパーティーの女性2人のほか、東京都立川市の公務員の男性など、近くにいた計6人の身動きが一時取れなくなっていたという。

 同じ時間帯に槍ケ岳の標高2400メートル地点を登っていた東京都豊島区の会社員男性(61)は落石が左ひざにあたって負傷し、救助を要請。20日午前8時40分ごろ、県警ヘリに救助された。命に別条はないという。(高億翔)