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難病の母、震える声で交わした約束 1年経ってやっと意味わかったよ

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若松真平
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 2017年12月、かにこさんの母は難病で亡くなった。

 線維状のたんぱく質が全身の臓器に沈着して機能障害をおこす「アミロイドーシス」だった。

 当初は目立った症状もなかったが、次第に会話もままならなくなり、話せたときにもつじつまの合わないことを言うように。

 心電図の波形が乱れてきたので父と弟を呼び寄せた翌日、57歳でこの世を去った。

 診断されてから、わずか半年しか経っていなかった。

    ◇

 亡くなる約1カ月前、病室で母からかけられた約束の言葉が、今も忘れられない。

 いつも強気に「大丈夫やて。私がんばるで」と言っていた母の声が、その時は震えていた。

 「もしこのままダメだったら、あんたのところに生まれ変わってくるでね。お母さんのこと大好きな子やでね。またよろしくね」

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