のどに刺さる骨、カレイ・ヒラメにご用心 全身麻酔して手術する例も

石橋英昭
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 煮付けがおいしいカレイは、骨が刺さるととれにくいのでご用心――。のどに魚の骨が刺さる「魚骨異物」事故について、東北大大学院医学系研究科の香取幸夫教授らのグループが、調査結果をまとめた。

 魚をよく食べる日本ではよくある疾患だ。2015年から20年の5年間、魚骨異物の疑いで東北大病院(宮城県仙台市)を受診した患者のうち、医師が異物を確かめた270例を分析した。

 年齢別では乳幼児が最も多く、0~4歳が全体の25・9%を占めた。魚の種類は、アナゴやハモを含むウナギの仲間が39例、サバ33例、サーモン33例、アジ30例、カレイとヒラメが合わせて30例などだった。

 270例のうち、30例は診察中に骨が自然に落ちたが、4割強の103例は内視鏡を使っての摘出、6例は全身麻酔下での手術になった。特にカレイ、ヒラメの骨は、下咽頭(いんとう)や食道に骨が刺さる頻度が高く、内視鏡下摘出術や、全身麻酔下の手術が必要な症例が3分の2を占めた。石橋英昭