ロッテ藤原「今まででナンバー1」と絶賛 窮地救った同僚の守り

畑中謙一郎
[PR]

(20日、ロッテ1―0日本ハム)

 中堅を守るロッテの藤原恭大が、ヒヤリとした瞬間があった。

 1点リードの八回1死二、三塁のピンチ。日本ハムの2番西川の痛烈な打球が二遊間に飛んだ。これを遊撃手のエチェバリアが横っ飛びでキャッチ。「絶対に自分の方に抜けてきて、2人に生還されると思った。僕が今まで見てきた中でナンバー1のプレー」。キューバ出身の元大リーガーが見せた身体能力と技術に目を丸くした。

 しかし、無安打の藤原も勝利の立役者だった。六回のチャンスでは追い込まれながらも値千金の右犠飛を放ち、結果的にこれが決勝点に。七回の守りでも中越えの大飛球を背走しながらフェンス際で好捕。2番手のハーマンがマウンド上で帽子をとって感謝した。

 外野手としては、既に球界屈指の守備範囲を誇る韋駄天(いだてん)だ。夏場は打撃も好調で7、8月度の月間MVPを初受賞した。だが、5日の試合で左ふくらはぎに死球を受け、登録抹消。このカードから戦列に復帰した。「一番怖かったのは守備だった。でも、この3試合では思ったよりも動けたし、気にすることなくできた」

 チームは22日から、ソフトバンクとの2連戦(ゾゾ)に臨む。

 「21歳の僕がチーム全体のことを語るのは違うと思う。でも、守るよりも、攻めて勝つことに僕は執着したい」。次はバットで快音を響かせ、チーム51年ぶりのマジックを点灯させる意気込みだ。(畑中謙一郎)