舞踊で語りつぐ沖縄戦の記憶、父・藤間紋寿郎の一人娘

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津田六平
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 日本舞踊家の藤間紋さん(69)が、舞踊家の大家である父紋寿郎さん(100)の沖縄戦の体験をもとにした作品を上演する。半世紀あまり前につくられた父の作品を再編。小さい頃から聞かされてきた戦争の悲惨さを、踊りを通じて語り継ぎたいとの思いからだ。25日に東京・国立劇場で披露する。

 紋さんは4歳から紋寿郎さんの下で舞踊を始めた。人間国宝の文楽人形遣いだった祖父の下、幼少から日本舞踊の道へ進んだ父。一人娘は20代のころ、一緒に沖縄を訪れた父から「戦争は狂気。二度と繰り返してはいけない」と聞かされたことが忘れられない。

 紋寿郎さんは沖縄戦で10発の銃弾を浴び、めくれた右のほおにめり込んだ砂は、今も青いあざのように点々と残る。大勢の仲間を目の前で失った。失意の中、米兵に捕らえられ、捕虜収容所に入った。

公演は、午後5時開演。入場料6千円。問い合わせは紋さん(03・3261・8098)。

 収容所では仲間を楽しませる…

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