ダイハツ、10月も減産 コロナで足りぬ部品 影響最大7万5千台に

森田岳穂
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 ダイハツは21日、8月下旬に始めた国内工場での減産を10月も続けると発表した。大阪府滋賀県などの5工場で10月1~15日にそれぞれ1~9日間(計21日間)、生産を止める。東南アジアで新型コロナウイルスの感染が拡大し、部品の供給が不安定になっているため。10月の生産は2万台減る見込みで、8月下旬以降の減産は累計で最大7万5千台にのぼる見通しだ。10月16日以降の計画も未定としており、感染状況次第でさらに減産が続く可能性もある。

 ベトナムマレーシアには自動車部品メーカーが集積し、コロナ禍による都市封鎖などで自動車各社の部品供給網に影響が出ている。ダイハツの親会社のトヨタ自動車も10月の世界生産台数を計画より4割ほど減らすと発表している。(森田岳穂)

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