国連総会の討論演説が開幕へ 196カ国・地域、アフガニスタンも

アフガニスタン情勢

ニューヨーク=藤原学思
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 国連総会の一般討論演説が21日午前(日本時間同日夜)、米ニューヨークの国連本部で始まる。196カ国・地域の首脳らが27日まで、国内外に向けて自国の政策などを訴える。

 首脳らに先立って演説する国連のグテーレス事務総長は、新型コロナウイルス気候変動による危機、ワクチンの不平等な分配状況を指摘するほか、米国と中国の緊張が高まっている状況について触れ、世界の分断に警鐘を鳴らす予定だ。

 国軍によるクーデターが起きたミャンマー国連大使は、27日の演説者に名を連ねている。ただ、複数の国連関係者によると、混乱やさらなる争いを避けるために、演説をしない可能性がある。イスラム主義勢力タリバンが実権を握ったアフガニスタン国連大使は、現時点では27日に演説する可能性が高い。

 一般討論演説では例年、各国の代表団がニューヨークに集まり、二国間・多国間の「廊下外交」が多く展開されてきた。ただ、今年は新型コロナが収束しておらず、事前に録画した映像を議場で流すこともできる。菅義偉首相の演説も24日、録画映像が放映される。

 ホスト国の米国は、可能な限りバーチャルで参加するよう呼びかけていたが、最新の予定では、100カ国以上の首脳らが直接、議場で演説する。国連本部前には、新型コロナワクチン接種と検査のための臨時会場が設けられている。

 初日の21日はブラジルのボルソナーロ大統領、米国のバイデン大統領、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が直接議場を訪れて演説。一方、イランのライシ大統領、中国の習近平(シーチンピン)国家主席は録画映像が流される。(ニューヨーク=藤原学思