任期半分で「賭け」に出たが…カナダ総選挙で「分断深めた」と批判

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モントリオール=中井大助
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 カナダの下院(定数338)の総選挙が20日、投開票された。公共放送CBCなどによると、ジャスティン・トルドー首相が率いる自由党が政権を維持することが確実になったが、単独過半数には届かず、引き続き少数与党となる。過半数獲得を狙い、任期満了まで約2年を残して選挙に踏み切ったトルドー氏の「賭け」は、必ずしも成功したわけではない。

 CBCによると、各党の獲得議席(見通し含む)は21日午前1時現在、自由党156(前回157)▽保守党121(同121)▽ケベック連合32(同32)▽新民主党27(同24)などで、2019年の総選挙とほぼ同じ結果となった。カナダ全体の得票率では保守党が約34%で、自由党の約32%を上回ったが、トロント、モントリオール、バンクーバーなどの大都市で着実に議席を獲得した自由党が第1党となった。

 トルドー氏は21日未明、モントリオールのホテルで「カナダパンデミックを終わらせ、その先のより明るい日を迎えるための明確な信任を得た」と述べ、続投する意向を表明した。一方、保守党のエリン・オトゥール党首は「トルドー氏は過半数を得ず、国内の分断を深めた」と批判した。

 トルドー氏は15年の総選挙…

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