イヌを守れ、ネコの時代に 吉川浩満さん寄稿

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 とどまるところを知らないペットブームにあって、いま時代はイヌよりネコ、だそうです。『理不尽な進化』などの著書がある文筆家・編集者の吉川浩満さんは、自身もネコにいやされながら、「イヌを守れ」と呼びかけます。その真意を寄稿してもらいました。

よしかわ・ひろみつ 1972年生まれ。著書に『理不尽な進化 増補新版』『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』など。

 ネコの時代である。SNSを覗(のぞ)いてみれば、ネコの画像やアイコンの多さに驚くだろう。インターネットの父と呼ばれる計算機科学者ティム・バーナーズ=リーは、「あなたが人々のネット利用で予想していなかったものは何か?」という質問に、ひとこと、「ネコ」と答えたことが知られている。現実世界も同じだ。2017年に全国の推定飼育数でネコがイヌを初めて上回って以来、その差は開く一方だという。

 けっこうなことだ。私もネットで毎日ネコを眺めては癒やされている。だが、そこで気になってならないのは、イヌの運命である。もっといえば、ネコの時代においてイヌを守ることの必要性である。

 誤解のないよう急いで付け加…

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