社債3兆円、迫る償還期限 中国恒大集団 高まる債務不履行の不安

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北京=西山明宏
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 中国の不動産大手・中国恒大集団の経営危機に端を発し、世界の株式市場で株価が下落した。恒大は23日以降に社債の利息の支払いが次々に控えており、債務不履行(デフォルト)への不安が高まる。中国発の世界的な金融危機になるかは不透明だ。

 中国恒大集団は民間企業で、創業者の許家印氏(62)が一代で築き上げた。河南省の貧しい農家に生まれた許氏は早くに母親を亡くし、文化大革命で大学入試が中止されるなどの不遇を味わった。大学卒業後に地元の鉄鋼会社に就職したが、鄧小平の南巡講話を聞き改革開放の夢を抱いて深圳へ移住。貿易会社を経て、1996年に広州市で10人足らずの仲間と起業した。

 中国の土地は基本的に国有のため、企業や個人は所有できないが、国から期限付きで土地の使用権を買い、許可を得て開発することができる。中国の不動産会社はこの使用権を得て住宅などを開発する。許氏も改革開放によって活発になり始めた民間による不動産開発に狙いを定めた。

GDPの7%の不動産業 国が「保護できない」理由

 中国メディアによると、同社…

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