ミラノ・コレでつかむ世界のトレンド プラダは何を?サンダーは?

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編集委員・高橋牧子
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 2022年春夏ミラノ・コレクションが21日から始まった。本格的なショーの開催は22日からで、レディースのデジタルでの新作発表が中心。新型コロナウイルスの感染状況が比較的落ち着いているミラノでは、参加する約60ブランドのうち6割以上が観客を入れたリアルなショーの模様を配信する予定だ。

 ロンドン・コレクションが新人デザイナーの登竜門、パリ・コレが創造性を競う場と言われる中で、ミラノ・コレはトレンドの発信地とされている。ミラノはファッションの巨大生産地を背景に持ち、世界的にも名が知れたビッグブランドが多いことから、トレンドをまとめて一気に世界へアピールしやすいからだ。近年は消費者の志向の多様化などからトレンドが見えにくくなったと言われるが、服や小物の色や形、イメージやムードなどミラノ発のトレンドはいまだ健在だ。今回もどんなデザインの方向性を見せるかが注目される。

 見どころは、やはりプラダやジル・サンダーといったトレンドセッターの動きだろう。

 特にプラダは、大御所ミウッチャ・プラダがベルギー出身の人気デザイナー、ラフ・シモンズと共にデザインを手掛けるようになってから、これまで以上に新作への期待が集まるブランドになっている。

 その初コレクションとなった去年9月の21年春夏作品は、装飾をそぎ落とした超シンプルなスタイルを発表。コロナ禍の中であらゆるものごとの原点をみつめ直したり、純粋なものを求めようとしたりし始めた生活者の気持ちに沿うものとして市場をリードした。

 続く今年2月の21年秋冬作品は、一転してややゴージャスで華やかなスタイルを披露。コロナ禍が長引く中で、そろそろオシャレをして気分を変えたいという女性たちに希望を与えた。「コロナ禍が服を着る意味や感覚を変える」などと話していた世界的なデザイナー2人がどんな新しいデザインやイメージを打ち出すか興味深い。

 ジル・サンダーも18年春夏…

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