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コロナ規制緩和、独は「2G」ルール ワクチン接種者優遇、反発も

会員記事新型コロナウイルス

ハンブルク=野島淳
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 ドイツ各地で新型コロナウイルスのワクチンを接種したか、感染後に回復した人だけが施設を利用できる「2G」というルールが広がっている。飲食店や商業施設からすると、集客を増やせる利点がある。だが、「事実上のワクチン接種義務化だ」と反発する人も少なくない。

 人口185万人のドイツ第2の都市ハンブルク。ディスコやクラブなどがあってにぎわう通りを歩くと、飲食店の入り口で黄色い看板に書かれた「2G」の文字を見つけた。「G」はドイツ語でワクチン接種者(Geimpfte)と回復者(Genesene)を示す頭文字で、対象者だけが利用できる。

 ハンブルクは8月末、ドイツで初めて「2Gルール」を設けた。飲食店やクラブなど店側が2Gを選べば、他人との距離の確保などの制限をなくせる。

 入店する人は感染者の追跡ができるスマートフォンのアプリでQRコードを読み込み、スマホに入れたワクチン接種済みの証明書などを店員に見せていた。

 店主は「席を近づけて置け、営業時間も延ばせるようになった。客も2Gルールが分かっているから、文句は全く出ない」といい、「この辺りでは2Gの店が広がるだろう」と話した。

 ドイツ全土では、抗原検査を受けて陰性だった人(Getestete)も含めた「3Gルール」が適用され、該当者は飲食店の屋内の利用などができる。

 ハンブルク市はさらに一歩進めて2Gにした理由を「ワクチン接種者や回復者だけが利用すれば、感染のリスクが大幅に低くなる。検査で陰性だった人の感染のリスクは排除できない」としている。

 ハンブルクに倣い、2Gは他の州にも広がり始めた。2Gの場所ではマスク着用の義務をなくす州もある。ドイツではワクチン接種は義務ではない。だが、行政からすれば、こうした措置で接種を奨励し、少しでも感染者増を抑える狙いだ。ドイツでは20日時点で人口の約63%が2回目の接種を終えているが、伸びは緩やかだ。

 シュパーン保健相は独紙に「…

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