全市民に5千円支給、待ったかかる 「市長選前のばらまき」批判も

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小沢邦男
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 長期化するコロナ禍の経済対策として、岡山県浅口市が全市民に1人5千円分の「応援券」を配る事業を計画したところ、市議会が「待った」をかけた。一部の市議が「一律同額はおかしい」「来春の市長選に向けたバラマキだ」と反発。一般会計補正予算案から事業費1億8200万円を削除した修正案が16日の本会議で可決された。

 「あさくち復活応援券」は10月1日時点で市の住民基本台帳に登録されている約3万4千人が対象。市内の飲食店や小売店などで12月~来年2月に使える計画だった。

 一部の市議が出した修正案は「生活が苦しくても耐え忍んでいる人に目を向けるべきだ」と指摘。「一律ではなく、住民税非課税世帯などに配分を増やすなどの工夫が必要」として再考を求めた。修正案は14人中9人の賛成で可決された。

 賛成した市議の一人は「市民に一律というのは選挙を前にしたバラマキと受け止める」と批判した。

 市は昨年度にも18歳以上を対象に5千円の応援券を支給。1億4千万円の経済効果があったと試算している。栗山康彦市長は取材に「真摯(しんし)に受け止め、早急に代替案を検討する」と説明。バラマキ指摘に対しては「全くそんなつもりはなく論外」と述べた。(小沢邦男)

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