特急車両にコロナ対策の光触媒塗布 丹鉄

新型コロナウイルス

大野宏
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 京都丹後鉄道(丹鉄、京都府宮津市)は、新型コロナウイルス感染予防のため、強い殺菌作用があるとされる光触媒を用いた塗料を、特急車両「丹後の海」5編成10車両に塗布することにした。塗料がはげない限り、効果が続くという。

 使うのは、九州工業大(北九州市)の横野(おうの)照尚教授が研究・開発した酸化チタン光触媒。紫外線を含まない照明光でも有害物質を分解する酸化反応を起こすため、夜間も効果が期待できるという。福岡市の医療機器メーカーが製造・販売しており、筑豊電鉄などが導入済み。京都市西京区の販売代理店が丹鉄に導入を持ちかけた。

 丹鉄は、4月に家庭用スプレーの効果をレストラン車両「丹後くろまつ号」などで実験。座席の菌が6時間で6分の1に減るなど効果が見られたため、コンプレッサーを使って濃度がより高い液を吹き付ける業務用施工液を導入することにした。塗料が届き次第、車両に順次塗って走らせていく。

 今月21日には、舞鶴市の西舞鶴運転所車両基地で研修があり、販売代理店が丹鉄社員に吹き付け方法を教えた。代理店によると、2度噴霧すれば24時間で定着し、塗装面に触れた菌やウイルスが分解される。強くこするとはがれるが、はがれ落ちない限り効果は持続するという。

 丹鉄は「くろまつ」などの観光列車や新造車両には他の抗菌加工を既に施している。今回の光触媒は効果を検証して、まだ実施していない車両への導入も検討するという。(大野宏)

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