憲法53条に基づく国会召集要求 新首相選ぶ臨時国会で「了承を」

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 野党が憲法53条に基づいて求めた臨時国会について、加藤勝信官房長官は21日付で「10月4日に召集することを決定した。了承願う」との回答を文書で野党側に示した。22日、立憲民主党安住淳国会対策委員長が記者団に明らかにした。4日召集の臨時国会は次の首相を選ぶための国会で、菅内閣への質疑は想定されていない。野党は「我々が要求した臨時国会ではない」と抗議した。

 立憲など野党4党は22日、政府の回答を受け、「行政府のおごりであり、断じて容認することはできない」とする抗議声明をまとめ、安住氏が自民党森山裕国対委員長に伝えた。

 安住氏は記者団を前に「我々は首相の指名選挙のための臨時国会など要求していない」と批判した。

 憲法53条では、衆参両院いずれかの総議員4分の1以上の求めがあれば内閣は臨時国会を召集しなければいけないと定めている。この条文にもとづき、野党4党は7月、新型コロナ対策を審議するための臨時国会召集を求めていた。

 また与党側は22日、19都道府県に出ている緊急事態宣言を解除する場合、28日に衆参議院運営委員会を開きたいと野党側に伝えた。野党側は菅義偉首相の出席を求めたが、与党側は持ち帰って検討するとした。