安楽死・尊厳死や中絶は罪でしょうか? 仏典を読むと

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聞き手・久保智祥
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 安楽死や尊厳死、人工妊娠中絶など生命倫理をめぐる現代社会の問題を、仏典からどう考えれば良いのか。龍谷大学の大谷由香・特任准教授(仏教学)に聞くと、時代の状況に応じ、仏典を読みこなすことが重要だと説く。

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 釈尊が約2500年前に教団を興した際に定められた規則を編纂(へんさん)した律蔵ですが、そこには重い病苦から自死を望む者に刀や毒薬などの手段を与えた修行者が教団追放の重罪に処せられたエピソードが多く出てきます。それらの事例をたどると、安楽死や尊厳死が釈尊が生きていた時代から深刻な問題だったということがわかります。

 律蔵では、どんなに懇願され…

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