今春卒の内定取り消し136人、コロナ禍が影響 入社後自宅待機も

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 今年3月卒業の学生で就職内定を取り消された人は8月末時点で136人だったと厚生労働省が22日、発表した。内訳は大学生・専門学校生らが116人、高校生が20人だった。コロナ禍が影響したとみられる内定取り消しは124人だった。昨年卒の211人(コロナ禍の影響は140人)に次ぐ水準となった。

 業種別では「卸売・小売業」が75人で最も多く、「製造業」が19人で続いた。取り消された136人のうち99人は別の企業などに就職したという。

 ほかにも入社が延期になったり、入社後に自宅待機を命じられたりした人が157人いた。そのうち154人が新型コロナの影響によるものだった。

 ただ、これらの数字はハローワークに報告があった事案に限られ、他にも内定取り消しを受けた学生はいるとみられる。企業からは「コロナ禍で経営が悪化し内定取り消しをせざるを得なくなった」といった声が寄せられているという。

 厚労省は全国のハローワークなどに、相談窓口をもうけている。2年度以上連続で内定取り消しをした企業や、1年度内に10人以上を取り消しした企業については、事業所名を公表できることになっている。