大麻収益の「モネロ」受け取った疑い、自称トレーダーを逮捕 全国初

高絢実
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 大麻の売買に使われた暗号資産(仮想通貨)を受け取ったとして、東海北陸厚生局麻薬取締部は22日、愛知県豊田市、自称株式トレーダー黒岩嘉一容疑者(47)を麻薬特例法違反(薬物犯罪収益等収受)の疑いで逮捕・送検したと発表した。暗号資産が使われた薬物犯罪収益事件を麻薬取締部が立件したのは全国初という。

 逮捕容疑は3月11日、薬物犯罪の収益と知りながら、大麻密売人の男女2人から当時のレートで約71万円分の暗号資産「モネロ」を受け取ったというもの。

 同部によると、密売人らはネット上で大麻の購入希望者とやりとりし、モネロで代金を決済。黒岩容疑者はモネロを10%の手数料で日本円に換金する役割だったとみられる。

 モネロは秘匿性が高く追跡が困難とされ、同部は密売人らが大麻取引を隠すために悪用したとみている。(高絢実)