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mRNAワクチン成功の裏にあった発見とは ノーベル賞有力の声も

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野口憲太、瀬川茂子
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 新型コロナウイルスのワクチンとして実用化されたm(メッセンジャー)RNAワクチン。不可欠とされる技術を開発した、独ビオンテック社のカタリン・カリコ氏らに9月、「科学界のアカデミー賞」ともよばれるブレークスルー賞が贈られた。成果の裏には、どんな発見があったのか。

 これまでのワクチンは無害化したウイルスのたんぱく質などからつくっていた。これに対し、mRNAワクチンは、ウイルスのたんぱく質そのものではなく、それをつくるための「レシピ」を体内に届ける。それをもとに体内でたんぱく質をつくり、同じウイルスの次の襲来に備える。

「レシピ」書き換えスピード開発

 大きな利点は、スピード開発が可能なことだ。新しいウイルス感染症が流行しても、そのウイルスの遺伝子配列さえ分かれば、短期間でつくることができる。レシピを柔軟に書き換えるイメージだ。

 実際、新型コロナワクチンの…

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