中ロ、パキスタンの特使、タリバン幹部と会談 安定化を主導の狙いか

アフガニスタン情勢

北京=高田正幸
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 中国とロシア、パキスタンの各政府でアフガニスタン問題を担当する特使らが21、22日、首都カブールを訪れ、イスラム主義勢力タリバンの暫定政権で首相を務めるアフンド幹部らと会談した。中国外務省の報道官が22日、会見で明らかにした。タリバンと接触を保つ3カ国が歩調を合わせ、アフガニスタンの安定化を主導しようとする動きとみられる。

 中国外務省によると、特使らはアフンド幹部らと政権の包括性や人権、人道主義などを議論。テロ対策や薬物犯罪の取り締まりについての支持も表明した。タリバン側からは3カ国の役割を評価する声があった。双方は引き続き接触を続けていくことで合意したという。

 また特使らは、カルザイ元大統領とも会談し、意見を交わしたという。

 中ロパの3カ国が加盟する上海協力機構(SCO)は16、17日に首脳会議を開催。アフガニスタンをめぐり、様々な勢力を含む「包括的な政権」をつくることが重要だとする宣言を出した。今回の訪問を通じて、3氏はこうした立場をタリバン側に伝えたとみられる。

 タリバンは21日、暫定政権の閣僚ら17人の人事を追加発表。少数派は加わったが、女性は含まれなかった。(北京=高田正幸)