WHOトップ、アフガン訪問 タリバン幹部「人道支援と政治は別」 

バンコク=乗京真知
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 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は20日、イスラム主義勢力タリバンが権力を掌握したアフガニスタンの首都カブールを訪問し、タリバン暫定政権で首相を務めるアフンド幹部らと会談した。

 同国ではタリバンが政権を崩壊させた8月以降、国際援助の送金が止まったり、医療品が不足したりして混乱が続いている。

 タリバン報道担当によると、タリバン側は会談で、新型コロナウイルスの脅威が続くなか国際援助がなければ「人道危機に陥る」と主張。援助をてこにタリバンの権力独占を防ごうとする国際社会に対し、「人道支援と政治は切り離すべきだ」と注文したという。

 会談後、カブール市内の病院を視察したテドロス氏は「医療制度が崩壊すれば犠牲者がさらに増える」とツイートし、支援を続ける考えを示した。(バンコク=乗京真知