暮らしの保健室お試しを、23日に那須塩原市

小野智美
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 【栃木】子どもたちが心の内を話せる保健室のように、大人たちが胸の内を語れる場を町に――。そんな思いから、那須塩原市の古民家で23日、「お試し暮らしの保健室」が開かれる。不安や悩みを話してほしいと看護師や社会福祉士が待っている。

 「保健室」は、家主の循環器専門医の瀬尾弘司さんの発案。JR西那須野駅に近い古民家は、瀬尾さんの生家だ。

 「地域の健康を支える拠点に」と考えて、2年前に1階を改修して無農薬栽培などのこだわりの食品類を扱う商店にした。「保健室」は2階の和室を使う。

 瀬尾さんから相談を受けたコミュニティーナースの坂本朋子さんは、保健師や助産師に声をかけた。「お試し」の名の通り、年内は月1回ほど不定期に開催する。コミュニティーナース15人が交代で待機する。

 「健康相談、介護の悩みや、闘病生活の不安も話してほしい」と坂本さん。ナースにはがん化学療法の認定看護師もいる。坂本さん自身も看護師としてがん治療に伴走した経験が長い。

 坂本さんは「コロナ禍の自粛生活で孤立し、誰とも話せず、整理できない思いを募らせている人たちとつながりたいと思っています。『話す』は『放つ』に通じます。話してストレスを解放し、元気になってほしい。生活を楽しめるように助言したい」と語る。

 午前11時~午後2時。予約不要。無料。入室時は検温、手指消毒、マスク着用が必要。古民家のため、階段は段差がある。問い合わせは1階の商店「コミュニティ・マーケット・サンノハチ」(0287・48・6835)。(小野智美)