米国には強気、近隣国を重視 イランの強硬派政権、発足から1カ月

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テヘラン=飯島健太
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 イランで保守強硬派のライシ政権が発足して、25日で1カ月を迎える。経済の立て直しという喫緊の課題を抱えながら、外交面では米国に対する強硬姿勢を隠していない。欧米との対話の窓を閉じてはいないが、妥協や譲歩のそぶりは見せていない。

 ライシ大統領は21日、米ニューヨークで開かれている国連総会の一般討論にビデオ演説で参加した。ライシ師は「1月の米議会襲撃事件と8月の米航空機からのアフガニスタン人落下という二つの場面が今年、歴史をつくった。明確になったのは米国による覇権システムに信頼性がないことだ」と述べた。

 ライシ師は米国による制裁を「新たな戦争の手段」と主張。「コロナ禍に医薬品に対する制裁は人道に対する犯罪だ」と訴えた。トランプ前政権が科した全制裁の解除を改めて求めた。

 イランと米国は核合意の復活に向けた間接協議を4月に始めたが、6月を最後に中断。米国は「テロ支援」などの理由で科した対イラン制裁を解除しない意向を崩していない。

 イランは1月以降、ウランの…

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