首相会見にどう臨む 「自然体」「国民の不安解消」総裁4候補の主張

有料会員記事自民党総裁選2021自民

永田大
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 自民党総裁選の4候補が、「丁寧な説明」を心がけることをそろって訴えている。安倍晋三前首相や菅義偉首相は、政権に都合の悪い問題に正面から向き合わない姿勢が目立った。この間、党や政府の要職にもあった4人は、「説明責任」にどう臨もうとしているのか。

解消されない疑念

 「菅政権の何が悪かったのか」。18日にあった日本記者クラブ主催の討論会で問われた河野太郎行政改革相は、新型コロナウイルス対応の成果を上げつつ、「丁寧に説明するというところが、残念ながら欠けていた」と評した。岸田文雄政調会長も「丁寧に説明する。この部分に課題があった」と述べた。

 与党の圧倒的な数の力を背景に、歴代最長政権を築いた安倍前首相。その政権を官房長官として支え、後を継いだ菅首相。9年近く続いた両氏の政権では、森友・加計学園の問題や「桜を見る会」の問題など、行政の公平性に関わるような問題も相次いだ。

 安倍氏は「丁寧に説明する」などと繰り返したが、今も疑念や疑惑は解消されていない。菅政権下では、新型コロナ対応で専門家から「リーダーの言葉が国民に届いていない」といった批判が漏れた。

のぞく温度差

 こうした批判を意識してか、総裁選を争う4候補は今後の「説明」に前向きな考えを語る。だが、この間の長期政権の評価をめぐっては温度差がのぞく。

 手厳しいのが野田聖子幹事長代行だ。森友学園をめぐる公文書改ざん問題を再調査する考えを示し、桜を見る会の問題も「私自身も何が起きたか知りたい」。長期政権の負の側面に触れつつ、「自民党は本当のことを言っているのかという疑念を、常に私は受けていた」と、説明責任の重要性を指摘する。

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