悪者にされた酒、「お店でNG」短期のはずが半年近く 憤る酒販業者

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田幸香純
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 新型コロナ禍で緊急事態宣言などを出された地域では、飲食店は酒を出さないよう求められ続けてきた。共に苦しんできたのが、酒を卸している酒販業者だ。もう半年近くにもわたり、断続的に「酒NG」を突きつけられてきた業者が今、抱く思いとは。

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9月上旬、緊急事態宣言の期限を前に酒の在庫を増やしつつあった「善波」の善波栄治社長。結局、宣言は延長された=東京都港区、田幸香純撮影

 東京・東麻布の住宅街にある酒販業者「善波(ぜんば)」の倉庫は9月上旬、静かだった。新型コロナ禍の前は、配達のトラックと従業員がひっきりなしに出入りしていたが、そんな動きはほとんどない。「緊急事態宣言が期限の12日で終われば、飲食店から注文が入る可能性がある」。そう期待して在庫を増やしつつあったが、その後、また宣言は9月末までの延長が決まった。

 「今年度も赤字を覚悟しなくてはいけないだろう」。善波栄治社長(54)は、ため息まじりに話す。

善波社長は今春、為政者への憤りをコラムに記しました。どのような内容だったのか、秋を迎えてその思いは……記事後半で紹介します。

 善波は祖父が創業し、195…

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