入管死亡のスリランカ人ウィシュマさん、妹ワヨミさんが帰国の途

編集委員・北野隆一
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 名古屋出入国在留管理局の施設収容中に死亡したスリランカ人ウィシュマ・サンダマリさんの妹ワヨミさん(28)が23日、成田空港からスリランカへ帰国の途についた。監視カメラで撮影されたウィシュマさんの生前のビデオ映像を見て体調を崩し、日本滞在の続行が困難になったためで、帰国後、故郷で待つ母スリヤラタさん(53)に姉の死について説明するという。

 ワヨミさんは出発前、成田空港で報道陣の取材に応じ「姉の死因も確定しないままで、ずっと怒りを感じている。入管は責任を受け止め、姉の死のようなことが二度と起きないよう、きちんと法律をつくってほしい」と語った。

 ワヨミさんとともに5月1日に来日したもう一人の妹ポールニマさん(27)は日本に残る。入管庁に対してウィシュマさんの死の真相解明と、収容中の姉の姿を映した監視カメラのビデオ映像のうち、亡くなった3月6日までの13日分のデータの全面開示を求める働きかけを続けるという。(編集委員・北野隆一