愛知リコール署名偽造が持つ政治的な「重み」 司法はどう捉えるか

会員記事愛知リコール不正

[PR]

愛知県知事へのリコール署名偽造事件

 住民の意思を直接政治に反映させる仕組みであるリコール制度が悪用された。明治大学の重田(おもだ)園江教授(政治思想)は、大量の署名が偽造された今回の事件について「単純な文書偽造事件とは異なる『重み』がある」と指摘する。

     ◇

 「アルバイトを集めて署名を偽造するなんて、ありえないような話がなぜ起きたのか驚く。署名活動でズルしないというのは、民主主義の重要なルール。そのようなつもりはなかったにせよ、今回の事件はルールへの侵害だ」

 「住民参加や国民投票といった直接民主制は、市民の常識を反映し、そこからかけ離れた政治を阻止するというプラスイメージがある。だが近年は、英国のEU(欧州連合)離脱を決める住民投票米大統領選など、ポピュリズムに使われやすいという、負の側面も目立っている」

 ――民意を水増しすることにどんな意味があるのでしょう。

 「SNSでは同じ人が何度も…

この記事は会員記事です。残り531文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら