愛知リコール署名偽造事件で初公判 田中事務局長と次男は認否留保

愛知リコール不正

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 大村秀章愛知県知事へのリコール署名偽造事件で、地方自治法違反(署名偽造)罪に問われたリコール運動団体事務局長の田中孝博被告(60)と、次男の雅人被告(29)の初公判が24日、名古屋地裁(板津正道裁判長)であった。両被告は起訴内容の認否を留保した。

 起訴状によると、2人は元広告関連会社社長(38)=同罪で在宅起訴=と共謀し、昨年10月下旬、佐賀市でアルバイト3人に、愛知県内の有権者計71人分の氏名を署名簿に書き写させ、偽造したとされる。

 署名集めは、2019年の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」がきっかけで、昨年8月に始まった。運動団体の会長に美容外科経営・高須克弥院長が就き、河村たかし名古屋市長が支援した。

 署名の提出期限は大半の自治体で昨年11月4日だった。愛知県選挙管理委員会は今年2月1日、提出された署名約43万5千筆の約83%にあたる約36万2千筆に、同一筆跡など無効の疑いがあると発表。愛知県警は同月24日以降、県内64市区町村選管から全署名簿を押収し、容疑者不詳で強制捜査。5月に孝博被告らを逮捕した。