日経平均、一時600円超上昇 恒大集団の債務リスク後退を好感

細見るい、ニューヨーク=真海喬生
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 24日の東京株式市場では、日経平均株価が前営業日の終値から一時600円超値上がりした。米国の株式市場の主要指数も上がっていて、経営危機に陥っている中国不動産大手の中国恒大集団について債務不履行のリスクが後退したとの安心感が投資家に広がり、買い戻されている格好だ。

 日経平均は前営業日から502円21銭高い3万141円61銭で取引を開始。直近2営業日で860円下落していた反動もあって、取引開始後に上げ幅を拡大した。恒大集団が23日を期日とする人民元建て社債の利払いを表明したことを受け、債務不履行への警戒感がいったん和らいだと見られている。

 東京市場に先立つ23日の米ニューヨーク株式市場は、主要企業でつくるダウ工業株平均が前日より506.50ドル(1.48%)高い3万4764.82ドルで取引を終えた。恒大集団の債務問題への懸念からダウは20日に614ドル下落したが、22、23日の2日間で計840ドルほど値上がりした。前日まで開かれた米国の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が想定通りの内容だったことも好感された。

 恒大集団は巨額の負債を抱えて経営危機に陥っていて、世界的な金融不安につながることが懸念されている。同社は社債の一部の利払いをするとしたが未償還の社債が多くあり、予断を許さない状況が続いている。(細見るい、ニューヨーク=真海喬生)