IP回線の販売業者、捜査照会に偽造契約書や免許証を回答した疑い

[PR]

 特殊詐欺についての警視庁からの照会に対し、偽の契約者情報を提出したとして、同庁は東京都三鷹市通信会社「モバイル801」社長の崎山聖児容疑者(31)=同市上連雀5丁目=ら男3人を偽造有印私文書行使と偽造有印公文書行使の疑いで逮捕し、24日発表した。認否は明らかにしていない。

 ほかに逮捕されたのは、同社の運営に関与していた今泉太地(41)=東京都杉並区和田1丁目=と長谷川隆盛(37)=東京都新宿区百人町2丁目=の両容疑者。

 捜査2課によると、逮捕容疑は6月上旬ごろ、特殊詐欺に使われたIP電話回線をめぐり、警視庁から契約者について照会を受けた際、回答時に架空の人物の名義で偽造した契約書や免許証の写しを提出したというもの。同課は今泉容疑者が事件を主導し、本当の契約者を隠す目的で偽造書類を提出したとみている。

 モバイル801はIP電話回線の再販事業を展開。同社が販売した電話回線が悪用された特殊詐欺の被害は、2020年3月~21年7月に都内で少なくとも4件(被害総額約9千万円)確認されたという。この間に同社が販売した回線は約170あり、同課は、いずれも特殊詐欺に悪用された可能性があるとみて調べている。