高温の湯をかけた後、男児を数時間放置か 大阪・摂津3歳児死亡

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 大阪府摂津市で、高温の湯をかけて新村桜利斗(おりと)ちゃん(3)を殺害したとして、無職松原拓海(たくみ)容疑者(23)=羽曳野市=が殺人容疑で逮捕された事件で、松原容疑者が、やけどを負った桜利斗ちゃんを数時間放置していた可能性があることが捜査関係者への取材でわかった。

 大阪府警は24日、松原容疑者を大阪地検に送検した。松原容疑者は府警の調べに対し、「シャワーの温度を徐々に上げて(桜利斗ちゃんと)遊んでいた。湯を故意に浴びせていない」と容疑を否認しているという。

 府警によると、桜利斗ちゃんは摂津市鳥飼本町5丁目のマンションで母親と暮らし、母親と交際を始めた松原容疑者とも同居していた。

 府警や摂津市消防本部によると、松原容疑者は8月31日午後4時50分ごろ、「浴室内で男児の意識がない」と119番通報した。

 救急隊員が駆けつけたところ、桜利斗ちゃんは裸で倒れており、心肺停止状態だった。頭から上半身にかけて皮膚がただれており、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は熱傷性ショックだった。

 母親は午後1時半ごろから外出していたという。

 捜査関係者によると、司法解剖などから、桜利斗ちゃんは5分以上高温の湯をかけ続けられ、重いやけどを負ったとみられる。救急搬送時にはすでに死亡しており、死後硬直が始まっていたとみられるという。

 府警が鑑定を依頼した複数の医師は、桜利斗ちゃんがやけどを負ってから死亡するまでに数時間かかったとの見方を示したという。

 府警は、桜利斗ちゃんは湯をかけられた後に数時間放置されたとみており、松原容疑者の119番通報までの経緯を調べている。