ハイチ逃れ米国境へ1万人殺到 受け入れか送還か、悩むバイデン政権

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ワシントン=大島隆、ニューヨーク=岡田玄
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 大統領暗殺や震災で混乱が続くカリブの島国ハイチから、1万人以上がメキシコ国境を越えて米国にとどまり、バイデン政権が対応に苦慮している。

 ハイチでは、大統領が暗殺されるなどの政情不安や震災で混乱が続いている。メキシコと国境を接するテキサス州デルリオには、9月中旬から国境の川を渡るなどして、正規の手続きを経ずに米国に入国する人が急増。難民認定を希望し、1万人以上が米国とメキシコを結ぶ橋の下で暮らすようになった。大部分はハイチ人とみられている。

 メキシコ国境ではバイデン政権発足後、トランプ政権の移民政策からの転換を期待して不法に入国する人が急増。共和党は「不法移民に甘い」とバイデン政権を批判してきた。

 バイデン政権は移民政策の一部を転換したものの、中米諸国から米国をめざす人々には「米国に来ないように。国境に来ても追い返される」(ハリス副大統領)と不法移民を受け入れない姿勢を明確にした。一方で民主党内からは、正当な理由がある難民申請者まで拒否すべきではないと、ハリス氏の発言を批判する声も出た。

 米当局は橋の下にとどまる人…

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