世界遺産・知床の羅臼岳 深まる秋色 コロナ禍で登山者まばら

神村正史
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 世界自然遺産の北海道・知床の最高峰、羅臼岳(1661メートル)の夏山シーズンが終盤だ。山裾に向かって紅葉が進んでおり、標高1200メートル付近から眺めると、黄や赤に色づいた木々の帯が眼下に広がっていた。コロナ禍で登山者は少なく、静かに秋が深まっている。

 取材をしたのは21日午前。標高約230メートルにある斜里町側の登山口では、山に入る少数の登山者が見られた。標高差約1400メートルを登り詰め、山頂に立つと、眼下に知床連山の尾根が知床半島先端へ向かって続き、その右手の雲の間から、北方領土国後島が見えていた。

 知床自然センターによると、羅臼岳のある知床連山では紅葉が「ここ数日でかなり進んだ」という。夏山登山は10月初旬まで。この時期になると羅臼岳が冠雪して山頂付近の岩場が凍り、大変危険な状態になることもある。(神村正史)