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自分も相手も大切に 障害者の性教育に取り組む 千住真理子さん

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小若理恵
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性教育「こころとからだの学習」に取り組む元教員の千住真理子さん=2021年7月6日午後0時10分、大阪府松原市、小若理恵撮影
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 障害がある若者が学ぶ大阪府松原市の福祉施設「ぽぽろスクエア」では、人が豊かに生きる土台となる性教育「こころとからだの学習」に取り組んでいます。先駆的な授業を始めた経緯や思いを元教員の千住真理子さん(69)に聞きました。

 ――性教育を始めたきっかけは。

 公立中学で音楽教諭として出発しました。大学で音楽と障害児教育を学び、35歳で支援学級の担任になりました。その後、支援学校に勤務し、20年ほど前から性教育を始めました。

 命の根幹に「性」があります。思春期を迎え、友だちの体に触ったり、性毛やすね毛をそったりする生徒を前に、「体や心が変化していることを伝えたい」と、手探りで授業を積み重ねていきました。

 初めての授業は、男女の体の違いや内臓についてでした。いつも落ち着きのない生徒が集中して授業に参加する姿を見て、「知りたかったんや」と実感しました。

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障害がある若者が高校卒業後に学ぶ「ぽぽろスクエア」=2021年9月8日、大阪府松原市、小若理恵撮影

 ――日本の性教育は遅れてい…

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