コロナ禍で悩む女性は相談を 岐阜市が「つながりステーション」

松永佳伸
[PR]

 新型コロナウイルスの終息が見通せない中、岐阜市は、JR岐阜駅前など市内3カ所に、女性と社会のつながりをサポートする相談窓口「あんしんつながりステーション」を開いた。生活困窮者やひきこもりの人たち、NPO法人などと連携し、誰でも安心して過ごせる居場所づくりをめざす。来年2月28日まで開く。

 「イライラして子どもにあたることが増えた」「仕事のシフトを減らされた」「先が見えずに不安を感じる」――。そんな悩みを抱えた女性に寄り添う。ステーションには、話を聴く支援員が常駐する。

 女性用品やフードバンクに寄せられた食料品、古着を無料で配るほか、利用しやすいように電話、電子メールでも相談を受け付ける。岐阜駅東のステーションにはキッズスペースもつくった。

 各ステーションでは月2回、同じ悩みを持つ女性たちが集う場をつくった。話をしたり、聴いたりしてもらうことで心の負担を軽くするのがねらいという。担当者は「他の人の話を聴くことで自分自身の気づきにもつながる」と話す。

 市によると、特に宿泊や飲食などのサービス業は女性の就業者が多く、非正規雇用の割合も高い。雇用調整に伴う勤務日数の減少や失職で収入が減った女性が多いという。

 また、テレワークをはじめ外出自粛のライフスタイルが定着し、女性の家事労働が増えたり、生活不安から女性自身や家族のストレスが増えたりしているケースもあるとみている。

 岐阜駅東のステーションを運営する「NPO法人あゆみだした女性と子どもの会」の広瀬直美理事長は、長期化するコロナ禍が女性に及ぼす影響を心配している。DVや子どもへの虐待、望まない妊娠をした若い女性からの相談が増えているという。

 広瀬さんは「おうち時間が増えて家族の関係が密になり、精神的にも限界を感じている人が増えているのではないか。声を上げづらい人が気軽に立ち寄れる居場所をつくることで支援につなげたい。一人で我慢しないで話してほしい」と利用を呼びかけている。(松永佳伸)

岐阜市の「あんしんつながりステーション」

岐阜駅東】(橋本町1丁目のハートフルスクエアーG1階)市女性センターとDV問題や若者の性などに取り組む「NPO法人あゆみだした女性と子どもの会」が運営/火~土曜日午前10時~午後4時/電話058・268・1052

【柳ケ瀬東】(美殿町40の矢沢ビル3階)若者の就労や障害者の支援をする一般社団法人サステイナブル・サポートが運営/火、水、金曜日午前10時~午後3時/電話070・5579・7747

【長良】(八代3―27―8のNPO法人仕事工房ポポロ内)生活困窮や一人親児童・生徒への学習支援をする一般社団法人よりそいネットワークぎふが運営/月、水、日曜日午前11時~午後4時/電話090・7432・9158か090・3567・6564