郡山一中など3団体が全国へ

見崎浩一
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 【福島】第73回全日本合唱コンクール東北支部大会(全日本合唱連盟東北支部、山形県合唱連盟、朝日新聞社主催)は25日、中学校部門が山形市のやまぎん県民ホールであった。東北6県の代表計34団体が出場した。

 審査の結果、金賞13団体の中から、郡山一中、郡山七中、郡山六中の3校に加え、青森市立造道中、矢巾町立矢巾北中(岩手)、仙台市立長町中の計6校が、10月31日に大分市で開かれる全日本合唱コンクールの東北代表に選ばれた。

 青森市立造道中は、他の青森県勢3団体同様に音源審査で臨み、初の代表となった。秋田県の2校も音源審査で参加した。

 郡山一中の全国出場は、大会が中止となった昨年を除き2大会連続4度目。郡山七中は5大会ぶり4度目、郡山六中は2大会連続4度目の出場を決めた。

 郡山一中の31人は「アヴェ・マリア」など2曲を披露、伸びやかな女声の高音をホールに響かせた。引地ほのか部長(3年)は「音源審査と違い、ステージ本番はやり直しがきかないので緊張しました。全国では東北代表としてもっといい演奏をしたい」と話した。

 県勢の結果は次の通り(演奏順、◎は東北代表)。

 【中学校同声】

 《金賞》郡山安積、二本松第一、会津若松第一、◎郡山第七、◎郡山第一、◎郡山第六、郡山第二、須賀川仁井田

 《銀賞》須賀川第二、福島第一

 《銅賞》田村船引

 【中学校混声】

 《金賞》郡山第五

     ◇

 「ホールで楽しく歌え、とてもうれしかった」。福島第一中学校の小池彩華部長(3年)は演奏後、感極まって目に涙をうかべた。

 先月29日の福島県大会。ステージ演奏を断念したことに生徒は落胆したが、音源審査で金賞を受賞。東北大会出場が決まり、顧問の及川優花教諭は「気持ちを切り替えて次も頑張ろう」と呼びかけ、練習を重ねてきた。

 そして迎えたこの日ステージ。15人は「万葉恋歌」の3曲を感情込めて歌い上げた。演奏直後、生徒一人が泣き出すと、続けて数人が涙を流したという。

 2年ぶりの東北大会。新型コロナの影響でステージに立てない学校が相次いだ。県全体で部活動が禁止されたり、県外遠征後は2週間の健康観察期間を義務づけたりする地域もあり、中学部門でも34団体中6団体が音源審査となった。

 県勢では郡山第七中学校も県大会は音源審査でコンクールは初舞台だった。「まん延防止」で部活動が平日1時間に制限されるなか、ポイントを絞り、練習を続けてきた。

 本番で24人は「白鳥」と「帰郷」を伸びやかに歌った。宍戸礼実部長(同)は「県大会の分まで気持ちを込めました。透明感ある響きを出せ、達成感でいっぱいです」と笑顔を見せた。(見崎浩一)