妊娠中絶、欧州のサンマリノで合法化へ 国民投票で77%が賛成

大室一也
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 欧州の小国家サンマリノで26日、人工妊娠中絶を合法化することの是非を問う国民投票があり、AP通信が伝えた地元メディアの報道によると、投票者の約77%が賛成した。投票率は41%だった。今後、妊娠12週までの中絶などを認める法制化が進みそうだという。

 サンマリノはイタリア半島北東部の山岳地帯に位置し、人口は約3万3千人。カトリックが多数を占める。同国では1865年から続く中絶を犯罪とみなす法律があり、AP通信によると、これまで中絶を望む女性は合法化されている隣国イタリアの病院へ行っていたという。

 欧州のカトリック信者が多いほかの国では近年、アイルランドで2018年に国民投票で中絶が合法化された。一方、ポーランドでは20年に憲法裁判所が中絶を認める法律を「違憲」と判断し、今年からほぼ全面的に中絶が禁止された。(大室一也)